8月の最後の週末。

学生なら夏のおわりが名残惜しい頃かと思ったが、今年は学生すらいつもの夏とちょっぴり違う。

いつはじまって、いつ終わるのか。夏のことが、誰にもわからない年。

変わらないのは名残惜しさだけ。

今日のしらべは、SHe Her Her Hersの「s」

毎回、淹れる音楽の1杯は、SNSにも投稿している。

曲についての解説はいつも書かない。

めんどくさいのかな。

ただ、なんとなく音のおすそ分けしたいだけだから。

*   *   *

昔は、ご近所同士でおすそ分けなんて、よくあった。

「この梨、○○産で、今がいちばん甘くて美味しいの。冷やして食べてくださいな」

おすそ分けに添えられる解説。

ありがたいときもあるけど、不要だなってこともある。

何の言葉もなく、ただおすそ分けを渡されても寂しい。

じゃあ、言葉添えたほうがよいのかな。

*   *   *

おすそ分けに言葉を添えるか否か。

純朴な大学生の男子が、お隣のセクシーなOLさんにおすそ分け。ドラマでありがちな光景。

「……これ、母ちゃんが送ってきたから」

やっぱり一言ぐらい添える。

そう考えると、ただリンク貼って投稿しているのは、あまりにぶっきらぼうか。

あしたから、一言ぐらい添えようかな。

それだときっと続かないだろうな。

続かないことはもうやだな。

続けられそうなことがよい。

飽きることに飽きてきた。