前回書いたのは今年の1月。その前は去年の9月。毎日書いていた時代から考えると、ほんとに訪れなくなった場所。

人生で最初にブログをはじめたのはいつだろう。思いだそうにも、思い出せないレベルで懐かしい話。おそらくはネット初めてすぐぐらいだから、20年以上も前のこと。その時にくらべると、本当に書かなくなった。

書いては消していた頃もあった。消さずに書きなぐっていた頃もあった。

いくつもブログをつくっては、いくつも放置してきた。

気づけば書くことが仕事になっていた。それでもブログは続けていた。

まったく何も書かない時期は何度か訪れる。

「ほんとうに書くことが好きだったら、止まることなんてないと思うんだけど」

プロになる前に、ふと言われた言葉。今でもたまに頭をよぎる。シンプルに心をえぐる。そのたびに正解がわからなくなる。

この場所は、シェアもしないし、存在も誰にも教えていない場所。ドメインは僕の名前そのものだけど、今どきのインターネットでは多分だれも見つけない。

だから、何の気兼ねもなく書ける。

それって、ちょっと可笑しい。あんなに読まれたかった時代があったのに、今じゃ読まれたくないって思う。

仕事で読まれる文章を求めている反動だろうか。この仕事向いてないんだろうか。余計な疑問がリズムを刻む。

ネガティブは書かない。炎上することも書かない。書き殴らない。

それって、なんだろう。心の奥底に鳴り響く疑問のメロディを、波音がかき消していく。